おいしく仕上がる鶏肉の切り方、使う粉による仕上がりの違い、揚げ油の状態を詳しくご紹介します。
- 調理時間 15分
- エネルギー 540kcal
- 食塩相当量 1.6g
- 野菜摂取量 74g
※エネルギー・食塩相当量・野菜摂取量は1人分の値
材料(2人分)
鶏もも肉 | 1枚 | 250g |
---|---|---|
A しょうゆ | 大さじ1 | |
A 酒 | 大さじ1 | |
A おろししょうが | 小さじ 1/2 |
|
A おろしにんにく | 小さじ 1/2 |
|
A こしょう | 少々 | |
小麦粉 | 大さじ3 | |
片栗粉 | 大さじ3 | |
サラダ油 | 適量 | |
レモンのくし型切り | 適量 |
つけあわせ
キャベツ | 1枚 | 60g |
---|---|---|
トマト | 1/2個 | 83g |
作り方
1鶏肉を切る
鶏肉は脂身を取り除き、大きめの一口大(20~30g)に切る。
調理のポイント
小さめに切ると固くてパサパサになります。ジュワッとした肉汁が出るように大きめの一口大(3~4cm四方)に切りましょう。(親指と人差し指で輪っかを作ったくらいが目安)
また、火の通りを均一にするために肉の大きさはそろえましょう。
さらにおいしく!
鶏もも肉は赤身と脂のバランスがよく、から揚げにすると、中はジューシー、外はサクサクした食感が楽しめます。ヘルシーであっさりしたから揚げが好みの人は、鶏むね肉がおすすめです。
2鶏肉を漬け込む
ボウルにAを混ぜ合わせ、1で切った鶏肉を入れて汁気がなくなるまでもみ、15分おく。
調理のポイント
鶏肉に下味をしみ込ませたいので、しっかりもみ込みましょう。
おいしさのポイント
酒は、鶏肉の臭みを消してくれます。そしてアルコールが肉の繊維の間に入り込むので、鶏肉がやわらかくなります。また水に比べ早く蒸発するのでカリカリに仕上がります。
おろししょうがは、鶏肉の臭みを消し、しょうが特有のさわやかな風味をつけてくれます。
おろしにんにくは、うま味と食欲をそそる香りをつけてくれます。
3鶏肉に粉をまぶす
バットに小麦粉と片栗粉をいれ混ぜ合わせる。鶏肉に粉をまぶし、余分な粉はふるいおとす。
調理のポイント
鶏肉に粉がつきすぎると食感がわるくなります。鶏肉を粉の上で転がすようにまぶしましょう。
鶏肉に粉をまぶすとき、ポリ袋を使うと便利です。口を閉じて袋をふりながら、鶏肉にまんべんなく粉をまぶし、取り出すときに、余分な粉をふるいおとします。ポリ袋を使うと、手を汚さずに、鶏肉にむらなく粉をつけることができます。
さらにおいしく!
粉をまぶす前に、溶き卵1個を加えて混ぜると、卵が油や空気を含むため、ふんわりと仕上がります。
4鶏肉を揚げる
フライパンに揚げ油を2㎝の深さまで入れ、油を170℃に熱し、鶏肉を揚げる。2~3分して鶏肉の下部においしそうな揚げ色がついたら箸で裏返し、さらに2~3分揚げ取り出す。器に盛りつけ、せん切りしたキャベツ、くし形切りにしたトマトとレモンを添える。
調理のポイント
熱した油に菜ばしを入れてみて、細かい泡がすぐに上がってきたら170℃です。
少ない量の油で揚げると、油の温度の上昇が早いので、鶏肉の温度がゆっくり上がりつつ、油の温度が上昇して外側がカリッと揚がります。
おいしさのポイント
レモンを添えることで、さっぱり食べられます。また、レモンに含まれるエリオシトリン(ポリフェノールの一種)が、腸での脂肪吸収を抑えてくれます。
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[豆知識]
粉の違いで仕上がりが変わります。
・小麦粉だけを使った場合は、肉汁がしっかりと閉じ込められているので、やわらかくジューシーな食感になり、「家庭の味」のから揚げになります。
・片栗粉だけを使った場合は、「竜田揚げ」と呼ばれていて、揚げたてはサクサクっとした食感、冷めると衣が油っぽくなるので、揚げたてがおすすめです。
・小麦粉と片栗粉を同量ずつ混ぜると、揚げたてはカリカリと香ばしく、ジューシーさもあり、冷めてもおいしいので、一番おすすめです。お弁当にも向いています。
・米粉だけを使った場合は、米粉が油を吸いにくいのでクリスピーで軽い食感になります。